昼下がりの河川敷――
地味すぎる女性教師がシースルーの衣装ですでに笑顔。この後も終始笑顔です。
「ドキドキする?」
「……(うん)」笑顔でうなずく。
白昼堂々、川沿いを露出散歩。
「あ、見てくれている人がいるよ」
「あふぁふぁ」嬉しそう。
常に笑顔なので、この状況がよほど嬉しいのでしょう。
「すごいドキドキする?」
「いっひ……」言葉にならない満足げなリアクション。
「絵を描いている人がいるね。裸描いてもらう?」
「あっはははふぁ」
そして高架下のような場所で全裸に。つるんとしたお尻。
前方に男の人が……
カメラに振り向く顔は、やはりまた満足げな笑み。
「80年代の初期おたく女性」という印象なのですが、どうでしょうか!? コミケでエロコスプレをやりだした最初の世代というか……
……浅羽道明『天使の王国』(幻冬舎文庫)によると、
『八〇年代中期以降の「おたく」現象の変容でもうひとつ顕著なのは、自ら「同人」と称する少女「おたく」の激増である。現在、コミケットの参加者の八〇%が『キャプテン翼』『聖闘士星矢』などのアニメ・パロディに熱中する少女たちである。八二年頃はわずかに男性参加者の方が多かった。いわゆるロリコンを中心とした同人誌がブームだった時代である。それ以前、七〇年代は少女マンガ・ファンの少女が九割を占めていた。しかし、コミケットの参加者の総数を考え合わせると、総数七百人だった第一回の九割から、八二年頃は一万五千人の半数、そして現在は十数万人の八割となり、少女たちの急増ぶりが窺えよう。さらにコミケット以外の同種イベントはほとんど少女たちで埋め尽くされている。それに比べて、男性「おたく」たちは、八二年当時からさほど増えていない』
……この動画の彼女は、どことなく、そんなイメージです。
初期のおたく文化を醸成し、支えていた、
そういう女性が、素っ裸で嬉しそうなのが、とても癒されます。
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