脚本・監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
撮影監督:アンドレイ・モスクヴィン(スタジオ撮影)/エドゥアルドティッセー(ロケーション撮影)
作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
キャスト:
イワン雷帝:ニコライチェルカーソフ
アナスタシア・ロマノワ:L.ツェリコフスカヤ
エフロシニア・スタリツカヤ:セラフィマ・ビルマン
ウラジミール・アンドレーヴィチ:P.カドチニコフ
製作:アルマ・アタ・フィルム・スタジオ 1944年
上映時間:139分
白黒、スタンダード
概要:
この映画の構想は、エイゼンシュテイン監督の前作『アレクサンドル・ネフスキー』を賞賛したヨシフ・スターリンによって提案された。スターリンの意図は、対独戦の状況に鑑みて大衆向けの愛国歴史映画を作ることだった。
エイゼンシュテインは、この矛盾に満ちたロシア皇帝についての伝記映画は、3部作でしか実現できないと考えた。
第一部の製作は、戦時中に一時的に中央アジアに疎開した「モスフィルム」と一体になったアルマ=アタ映画スタジオで、1944年に行われた。この第一部は第一等スターリン賞を授与されたが、第二部は、完成はしたものの当局の検閲により禁止となり、1958年まで公開されなかった。
第3部は、完結した形では脚本だけが残っている。映画自体は製作中止となり、奇跡的に廃棄されなかった断片的素材が残っているだけである。
後年、エイゼンシュテインと全く対照的な美学的原則をもっていたアンドレイ・タルコフスキーは、『イワン雷帝』は彼にとって "あまりにも演劇的”だとしながらも、そのリズムに魅惑されたことを認めている。
◎この映画はロシア連邦の著作権に関する現行法により、パブリックドメインです。 次のURLを参照してください(ロシア文化省の公式サイト内)。http://mkrf.ru/registr/detail.php?ID=110103090 (ロシア語)
◎日本語字幕版は合同会社アルトアーツの著作物です
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