概要
歴史上も稀有な不敗の指揮官アレクサンドル・ワシーリエヴィチ・スヴォーロフ(1730-1800)の伝記的歴史映画。
監督は、『*』(1926)や『サンクト・ペテルブルグの最期』(27)等、サイレント期の名作で知られるフセヴォロド・プドフキン(ミハイル・ドッレルと共同監督)。この映画は、スヴォーロフの晩年に焦点を当てて史実を巧みにドラマ化している。
物語
1794年、アレクサンドル・スヴォーロフと彼の率いるロシア軍はワルシャワ近郊のポーランド軍の要塞陣地を陥落させ、また一つ無敗の記録を更新した。兵士達から**のように慕われる彼だったが、軍事操典を無視して敵の裏をかき急襲するそのやり方を快く思わない人々もいた。
やがてエカテリーナ女帝が崩御し、パーヴェル1世が帝位につくと、新帝はかつてスヴォーロフの協力で実施された軍改革を覆して旧弊なプロシア式に改悪しただけでなく、それに批判的なスヴォーロフや彼の部下達に圧力をかけた。スヴォーロフは辺境の地に蟄居させられ、彼の軍はシベリアに追放された。だが、欧州にはナポレオンによる新たな脅威が迫り、ロシアの同盟国は無敗の元帥スヴォーロフに彼らの軍を指揮するよう求めてきた…
上映時間(視聴時間):104分
ファイル形式:MP4
ファイル・サイズ:625MB
(本作品は、著作権に関するロシア連邦の現行法によりパブリックドメインです。この日本語字幕版は、合同会社アルトアーツの著作物です)
作品データ
1940年 “モスフィルム”製作
脚本:ゲオルギー・グレブネル
監督:フセヴォロド・プドフキン、ミハイル・ドッレル
撮影:アナトリー・ゴロヴニャ、タマーラ・ロボワ
美術:V.エゴロフ
衣装:K.エフィーモフ
音楽:ユーリィ・シャポーリン
軍事コンサルタント:N.レヴィツキー
出演:
ニコライ・P・チェルカーソフ(アレクサンドル・スヴォ―ロフ)、アポリナリー・ヤチニツキ―(パーヴェル1世)、ミハイル・アスタンゴフ(アラクチェーエフ伯爵)、セルゲイ・キリギン(ピョートル・バグラチオン公爵)、アレクサンドル・ハーノフ(プラトーヌィチ)、グリゴリー・コヴロフ(プローハル)、アレクサンドル・アントーノフ(チューリン)他
プレミア公開:1941年1月23日
受賞歴:スターリン賞(1941年、監督のプドフキン&ドッレル、チェルカーソフ、ハーノフら俳優達に対して)
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