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| 2010-10-02 00:00:00

泣き顔フェチ小説1

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女の子とキスしたことすらないゆきおにとって、はるかを「彼女」と呼んでいいのかは分からなかった。 彼女と言うからには、 正式に「告白」して、「付き合う」関係にならければならない。 と少なくともゆきおは思っている。 ゆきおは、はるかと毎日話している。 登下校も、通学路が一緒と言うこともあり、待ち合わせして、毎日一緒だ。 しかも、お互い部活にも所属しておらず、放課後は、教室で二人で、語り合うことはよくあった。 でも、どちらからも、 「告白」 したことはなかったし、 「付き合っている」 という認識を分かち合ったことはない。 なんとなく一緒にいる。 そして、なんとなく惹かれあっている。 そんな関係であった。

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