勤務先のビルの改装で、夏期休暇と合わせて突然与えられた一ヵ月の休み。金もなく、 やることもない夏樹明人は、 故郷でのんびり過ごすことにする。そこに待っていたのは、かつて想いを寄せていた海夕里と、 母親のように優しくしてくれる砂夜子だった。いつものように気持ちを隠して、義理の弟を演じるはずが、ふとしたことで本心を口にしてしまう。止まっていた関係は少しずつ動き始め、 やがて深く絡み合っていくことになる。想いを告げるのは、兄嫁か、未亡人か。
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