都電でやってきた初々しい感じの人妻。結婚一年目、まだ主婦としての自覚がないと無邪気に笑う。夫の転勤が決まり半年前に上京した。門限が夕方六時なんです、と申し訳なさそうに語る。だが、久々の外出に顔が輝いている。お互いのランチを分け合い、遊園地のアトラクションに歓声を上げる。「今日は本当に嬉しいです。もし門限がなかったら…」彼女の純真な瞳に私の心も震えた、残された時間は後わずか…。
Reviews (0)