昭和三年、関東軍の謀略で張作霖が爆死したが、彼の指には二億円もする世界最大の黒真珠の指輪がはめられていた。その指輪を手にして帰国したのは生き残りの二等兵山森吾平だった。その吾平は七十六歳で死んだが、後妻の松子に「マンタク」と言い残す。それが指輪のありかを示すらしい…。
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