STOY 和田家の妻として、日々平穏な暮らしをおくる舞。 いつもと変わらぬ朝の食卓。新聞を読みつける夫は舞と目を合わせることはない。 時間がくれば、いわば義務的となった口づけを交わし、 足早に遠ざかる夫の背中を舞は今日もただ見つめていた。 満足していないわけではない。 しかし、舞は心の奥底にうごめく欲望を抑えきれないもう一人の自分の存在に気付き始めていた。 そして、ある時舞は親友であるあやのの夫一瀬が自分を女として見ていることを知った・・・
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