18歳の誕生日を迎えた姪っ子(姉の娘)と、ついにセックスをしてしまいました。強引にではありません。互いに強く求め合ったのです。
僕が姪を女として意識し始めるようになったのは、今から3年前くらいからでした。
そもそも、僕は姪が赤ん坊の頃からよく面倒をみてきました。おむつを替えたこともあります。姉は出産後すぐに離婚してしまったため、シングルマザーとして忙しく、当時まだ学生だった僕は、よく姪の面倒をみさせられていたのでした。
言葉を話すようになると、姪は「大きくなったらケンちゃんと結婚するの」と口癖のように言うようになりました。ケンちゃんとは私のことです。
もちろん、当時は子供の戯れ言として受け止めており、「はいはい、そうだね、大きくなったらね」と健やかに育つ姪っ子を微笑ましく思っていたものです。
しかし、姪がtyugakuに上がった頃から、微笑ましかった僕への執着が、あまり笑えないものになってきました。
それは僕が当時付き合っていた彼女を姪に紹介したときでした。
「こんにちわ、マユちゃん(姪のあだ名)だね、噂は聞いてるよ」
そう挨拶する彼女と姪は目を合わせようとさえしません。たまに睨みつけるような眼差しを向けるものの、ついに言葉を交わすことはありませんでした。
なんであんな態度をとったんだい、と彼女が帰った後に姪を問い質すと、姪はつぶらな瞳いっぱいに涙を浮かべて「ケンちゃんの嘘つき、わたしと結婚するって約束したのに、なんで他の女なんて連れてくるの」、そう言ったのです。
愕然としました。
当時、姪はもう初潮を迎えており、胸も膨らんでいて、身体的には立派な女性でした。
きっと、僕さえ行動を起こせば、姪はいつでも身と心の全てを僕に捧げてくれたでしょう。ただ、最後の良心が、僕に歯止めをかけました。姪の母である姉の顔も脳裡にありました。これは絶対に果たしてはいけない思いなんだと、かたく心に刻みました。それから、あえて僕は姪と距離を取るようになり、二人きりになることを徹底して避けるようにしました。
そして、時は流れたのです。
姉から「あの子に彼氏ができたみたいなの」と連絡がきたのは、いまから一ヶ月程前のことでした。koukouに上がったくらいから「ケンちゃんと結婚したい」などとは言わなくなっておりましたから、僕はついに姪は大人になったんだなと思いました。僕はいまだ姪への想いを捨てきれずにいましたから、それはとても悲しい事実でした。
とはいえ、姪の未来を思えば、僕への執着など断ち切ってしかるべきです。
しかし。
2週間前に姪からLINEがきました。どうしても会って相談したいことがある、と。よく晴れた昼下がりでした。喫茶店で向かい合うと、とつとつと姪は語り出しました。
曰く、告白されて付き合ってみた彼氏がいるけど、ぜんぜん好きになれない。友達に相談したらエッチしたら好きになるよって言われて、我慢して体験してみたけど、痛いだけで、切なくなるだけだった。ケンちゃん(僕)のことが頭に浮かんじゃって辛くなる、やっぱりわたしはケンちゃんじゃなきゃダメみたい......とのことでした。
本当なら「なにばかなことを言ってるんだ」と突き放すべきところでしょう。でも、僕もまた限界でした。巣立とうとしていた姪の本心を知り、想いが堰を切って溢れ出してしまったのです。
「俺もマユのことが好きだ。マユが欲しい。マユを抱きたい」
気付けば、そう口にしていました。
その5日後、僕たちは再び会いました。姪の、マユの、18歳の誕生日を祝うためです。禁じられた関係だというのに、マユは無邪気にデートを楽しんでいる様子でした。一方、僕はある決心をしていました。
その前日、僕は秋葉原で隠し撮り用のカメラを購入していました。鞄に取り付けるピン型のものです。愛するマユとの一度だけの交合を、どうしても記録しておきたかったからです。悪いことだとは分かっています。でも、離ればなれにならなければならない二人なのだから、せめて映像にだけでも、二人が愛し合ったという証を焼き付けておきたかったのです。
レストランで食事をした後、ラブホテルに入りました。フロントに入る時、僕の手を握る姪の手がぎゅっと強まるのを感じました。
それは泣きそうなほど素晴らしい時間でした。姪のカラダを見たのは赤ん坊の頃以来。立派に女へと成長したその肉体は、まさに神秘そのものでした。
そして、ついに肉と肉が一つになりました。同じ血、同じ遺伝子だからか、はじめて結ばれあったのにそんな気がしません。どこか懐かしく、心が安らいでいくのを感じました。
「姪はこうして僕と一つになるために生まれてきたんだ」
そんな途方もない錯覚さえ抱いてしまうほどの一体感でした。
禁忌を犯しているという意識は、すでに消えていました。ただ、長い旅路の末に魂の居所を見つけた二人が、ただその瞬間を愛おしむように、時間のない空間でじゃれあっているような。。
「中で出して...」
危うい誘惑。しかし、その時ばかりはさも当然のことのように感じられ、僕はただ「うん」と答えていました。そして、小さな死が訪れる瞬間、走馬灯のようにマユとの記憶が僕の脳内を駆け巡ったのです。
公園でジャングルジムから転落して泣きながら僕に縋り付いてきたマユ、運動会でリレーの代表だったのに直前にお弁当を食べ過ぎて結局ビリっけつになってしまったマユ、バトミントン部の地区大会でシングル3位になり表彰台で嬉し泣きしていたマユ...。
そして、いま僕の上に跨がり、優しい微笑みをたたえながら、柔かく腰を揺らしているマユ。
ドクドクと脈打ち、次の刹那、僕は姪の中に精を吐いていました。
これでおしまい。もう最後です。
姪からはその日以来、毎日のようにLINEや電話がきます。すべて無視しています。
「お願い、返事ください、ケンちゃんに会えないと死んじゃう」というメッセージを目にすると、身が捩れるような思いですが、それしか道がないんです。しばらく、違う地方に住もうと考えています。いまもし姪と顔を合わせてしまったら、僕はまた姪を求めずにはいられないだろうから。
最後にマユへ。
この動画をもしマユが見つけたなら、きっと怒ってるよね。なんでこんなひどいことをしたのかって、そう泣いてるかもしれないね。ケンちゃんのこと、嫌いになっていいんだよ。憎んでくれていいんだよ。ただ、俺のことを憎むんなら、そのぶん、強く生きなきゃだめだよ。俺たちの関係を理想化したり、美化したりせずに、過ちだと認めて、それを乗り越えて生きてほしい。きっといつか、全てをひっくるめて、マユを受け止めてくれる人が現れるはずだから。
それじゃあお元気で。さようなら。
40分48秒
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2022-05-07 18:03