結婚二年目あたりから、サラリーマンの夫との営みは減った…。本音を言えば、美奈子には夫のセックスが単調でやりきれなかった。オナニーのほうがよほどマシ、とさえ思うほどだった。子供を保育園に通わせるようになったころ、夫の帰宅の遅い日があった。背広の内ポケットから…名刺が出て来た。反射的に美奈子は夫を不潔だと思った。夫は翌日、頼みもしないのにヴィトンのバッグを買ってきて…。美奈子は許さないと決めていた。夫がそうするなら…と、行動に移す。夜子供を寝かしつけ、忘れていたオシャレをして、旧友の集う西麻布のバーに一人で飲みに行った。面白いように男が誘って来る。久しぶりにカラダが火照った美奈子に、友人が紹介したいおじさんがいると一枚のメモを渡した…。
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